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●香椎・香椎宮の起源
香椎宮は、西暦724年、奈良朝廷の意向を受け、仲哀天皇と神功皇后の御霊を祀るために建立された由緒ある神社です。
香椎の起源はさらに500年ほど遡り、西暦200年頃、仲哀天皇と神功皇后が、熊襲(九州の豪族)征伐のため筑紫の国に来られて、本陣となる拠点をこの地・橿日宮(かしひのみや)に造られました。しかし、熊襲征伐の途中で仲哀天皇が急死されたため、神功皇后はこの場所に、自ら祠を建立されました。その際、棺を橿日宮にある椎の木に立てかけられたとき、香ばしい香りが四方に漂ったとされ、これが由来となり、この地を「香椎」と呼ぶ(記す)ようになったとされています。
そして時は流れ、神亀元年(724年)、愛する夫のそばにいたいと願った神功皇后のお宮もこの地に築かれ、ご夫婦は再びご一緒になり、建立された「香椎宮」で祀られることになりました。 |
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